ヴァイオリンという楽器は、左手で楽器を持って音程を操り、右手で弓を持って音色を生み出すという役割を担っていて、左右で全く別の動きをしています。左手はてのひらを上にし、右手は甲が上になった状態で演奏しています。
それは、ある程度身体を左向きにねじることで自然な動きができる、というような格好になります。しかも、ピアノのように楽器が安定して置かれているわけではないので、楽器が落ちないよう上手く保持しながら弾かなくてはならず、身体への配慮を何もせずにヴァイオリンを弾こうとすると、顎で楽器をがっちりはさんでしまって、顎関節にゆがみがでたり、身体をねじった姿勢で長時間演奏することで腰痛や首痛が起きたり、手首や肘などの関節も痛めたりなど、練習すればするほど痛みがでてきてしまいがちです。
スポーツ選手然り、身体を使う職業の人たちはある程度の年齢を超えてくると身体への負担に対して回復が追いつかなくなる場合が多いと思います。実際に、多くのヴァイオリニストが観客の知らないところで様々な痛みと闘っていることを私は知っています。
私も例に漏れず、どこが痛いのかわからないくらいあちこちの痛みと闘っていた時期がありました。でも私は、痛みが出る度に自分の演奏方法を見直してきましたので、こうすれば身体の負担にならず、痛みも出ない、という弾き方を見つけることができ、今は信念をもって指導することができています。
とはいえ、46歳というのは、スポーツ選手ならほとんどの人は引退している年齢ですよね?
もう若い頃とは違い、ちょっと油断すると、身体がすぐに固くなってきてしまうので、少しでも柔軟性を保つために、毎朝起きてすぐに30分以上、と、ヴァイオリンを弾く前に10分のストレッチは欠かさず行っています。(私は前屈では手のひらは地面にぺったり着いた状態で肘も余裕で曲げられるほどに身体をやわらかく保っています)それから、テレビを見ている時など、手が空いている時には指の筋膜リリース(?)も趣味のよう取り組んでいます。
また、練習によって少しでも局所的に疲労している感じが出ている部分があれば、思い切って数日ヴァイオリンを弾かない、ということもありだと思ってヴァイオリンと向き合っていますし、大人の生徒さんには根性論ではなく、頭で理解することによって効率よく上達する方法を伝えるようにしています。
そうやって、少しでも長くヴァイオリンを弾き続けられるようにと自分の身体の状態を把握しながら取り組むことの積み重ねが、結果、健康な身体を作っていくのではないかな?と考えています!
私の目標は、120歳まで生きて、死ぬ直前までヴァイオリンを弾くことです!笑








