ヴァイオリンを習い始めた時の情熱が少しずつ薄れてきて、家で全く練習しないでレッスンを受けることが増えてきた、、、という生徒さんもちらほら。
でも私は、それが感情のある人間、当たり前のことだと思ってレッスンしています。
むしろそういう子には、
「レッスンに来てくれたからには、絶対にこの場で少しでも上達させてあげるぞ!」
とさらに気合を入れて、教える側の腕の見せどころ!だと思って取り組んでいます。
自分自身が、決して子どもの頃からやる気満々でレッスンを受けていたわけではなかったので、気持ちがよーくわかるんです。
子どもの頃、私は幼稚園の時から一人でレッスンに通っていましたが、その頃はよくサボっていました。お腹が痛いとか、頭が痛いとかなんとか言って。練習も辛いし、レッスンも面白くない。。でも練習をしないと父親がものすごい剣幕で怒るので、イヤイヤながらもとにかく細々と続けていました。
それでも、長く続けていたら、いつの間にかいろいろな曲が弾けるようになってきて、学校やテレビなどで得た情報が役立ったり、同級生にかっこいいと褒められたり、いろいろな出来事がヴァイオリンを通して広がっていく経験を積み重ねるうちに、自分の中でもっと上達したいという気持ちが芽生えてきました。
3歳で習い始めたのに、私が自分自身でやる気を出したのは中学2年生になってからだったと思います。音楽高校受験を意識したことでようやくやる気スイッチが入ったのだと思います。
そんなやる気がなかなか出なかった私でも、そこからはがむしゃらに練習して、通知表の成績のおかげで受かったような音楽高校では実技はしばらくビリかビリ2を争っているような状態でしたが、音大受験時には、大学のヴァイオリン受験者の中で実技1位で合格していたそうです(後から知りました)。大学入学後は、この大学内の誰よりも勉強して練習しないと、自分は何者にもなれない。と意気込んでいたこともあり、学生時代は、学校教員を目指して教育科に在籍していましたが、演奏家を目指す器楽科の生徒でもなかなか取れない「S」の成績を取っていたので、オーケストラの席順で教育科の学生をコンサートマスターにするかどうかの前代未聞の会議が開かれたと聞きました。
私自身がそんな経験を持っているので、本人のやる気が出た時にはちゃんとがんばれるだろうし、そのエネルギーがあれば、後からでもいくらでも上達していくと信じています。そのやる気スイッチを探るためにも、今後も発表会やイベントなど、どんどん企画していきたいと思っています。やる気が出ない時でも、楽しい気持ちでレッスンを終えて、ヴァイオリンが大好きな人になっていってくれるといいなと思っています。
何事も、続けることが道をひらいていくと私は信じています。








